原稿作成について

背表紙の幅の計算方法

●本文と違い表紙原稿には背幅分が必要になります。背幅は本文のページ数によって変化します。ページ数が多ければ、背幅は広くなり、少なければ狭くなります。背幅をどれくらい取る必要があるのかは、次の計算式で導き出して下さい。

背幅=本文頁数÷2×紙の厚み+0.4ミリ

トム出版で使用の本文用紙の厚さは下記の通りです。
(kgが小さいほど軽く、用紙の厚みの数値が大きいほど、厚みがあります)

本文用紙の種類 厚み/mm  
上質70kg 0.1±0.005mm  
上質90kg 0.12±0.005mm  
上質110kg 0.14±0.005mm  
上質135kg 0.18±0.005mm  
アドニスラフ
(旧ニューハイバルキー)
0.15±0.005mm 抄造の関係で、ニューハイバルキーは廃版になりましたので、同様の紙としてアドニスラフを使用しています。
軽いのに厚みのある紙。再生紙のため1年くらいすると黄ばんでくることがあります。
コミック紙・新白ゆり90kg 0.13±0.003mm 白いコミック紙。速乾性がありますので特急印刷に最適。
コミック紙・新白ゆり100.5kg 0.16±0.004mm  
コミック紙・さくら草 0.14±0.005mm 春らんまんの桜のような淡いピンク
コミック紙・つゆ草 0.14±0.005mm 野辺にしっとり咲くつゆ草のような落ち着いたあさぎ色。
コミック紙・銀ねず 0.14±0.005mm 渋い穏やかなグレー色です。
オペラクリームウルトラ
(旧オペラクリームバルキー)
0.15±0.005mm バージンパルプの高級書籍用紙、コミックに最適なバルキー調クリーム色で目に優しくベタもくっきり。
ご要望にお応えして、本文用紙オプションに復活いたしました。
淡クリームキンマリ 0.1±0.005mm クリーム色の高級書籍用紙です。追加料金なしの基本料金でご使用いたただけます。
目に優しく、小説本には最適です。ベタには向きません。
コート110kg 0.1±0.005mm フルカラーがきれいに印刷される紙です。フルカラー本文や口絵にもご使用いただけます。チラシなどにもよく使用されています。
コート135kg 0.13±0.005mm 中綴じの表紙には最適です。本文用紙にもご使用いただけます。フルカラーがきれいに印刷される紙です。パンフレットなどにもよく使用されています。
マットコート110kg 0.13±0.005mm つや消しで、フルカラー本文や口絵がしっとりと印刷される紙です。
マットコート135kg 0.18±0.005mm 中綴じの表紙には最適です。本文用紙にもご使用いただけます。つや消しで、フルカラーがしっとりと印刷される紙です。

例えば
本文44頁 上質110kgを使用した場合の背幅は

44÷2×0.15+0.4=3.7mm

となります。


表紙の紙の厚みとして0.4ミリを足していただきましたら、表紙用紙の厚みを加えた背幅が誤差の範囲内で計算できます。


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