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雑記帳 ブログP3
いろはに
いろはにほへと。
最近、この「いろは」47音が最後まで言える人が少なくなった。
イロハカルタにあるあのイロハだ。
これが出来た当時は「ん」という音がなかったので、それで47音ということになっている。
「このいろはにほへと」の歴史はとても古く。平安時代にまで遡ると 言われているが、
作者不詳である。(弘法大師との説もある)
この「いろは」の信条は一字のダブリもなく一編の詩を完成させているところにある。
花が咲き、よい香りのするのも一時のことで、すぐ散ってしまう。
我々の世の中も同じことで、常に無常である。
因縁の煩悩を乗り越えて(有為の奥山今日越えて-ウイノオクヤマケフコエテ)
浅い夢に煩わされ、酒を飲ん酔うこともできないこの心境から、早く脱却したい。
こういう意味だろうか。
もし間違っていれば、ご指摘お願い致します。
先日は、イロハについて書いてみましたが、今日はその続きと申しますか、
関連した話題に触れてみたいと思います。
むかし黒岩涙香という小説家がいました。明治時代の人です。
と、申し上げてもなかなかピンとこないかも知れませんが、「巌窟王」の作者(訳者)といえば、ご 存知の方もいらっしゃるかと思います。
彼は小説を書きながら、「万朝報(よろずちょうほう」という日刊新聞を創立しました。
そこで本題。
万朝報は、その新聞の創刊記念に、イロハにかわる47文字の手習い歌を全国から募集したのです。
で、それに応募し、トップ入選したのが埼玉県児玉郡青柳村の坂本百次郎氏。
以下、彼が作ったその歌を記してみます。
一字一句のダブリもありません。
【とりな歌】
とりなくこゑす ゆめさませ (鳥啼く声す 夢覚ませ)
みよあけわたるひんかしを
(見よ明け渡る 東を )
そらいろはえて おきつへに
(空色栄えて 沖つ辺に)
ほふねむれゐぬ もやのうち
(帆船群れゐぬ 靄の中)
うーむ、、さすがです。
作者の坂本百次郎氏は学校の先生ではなかったかと記憶していますが、
もし、間違いでしたら、ご教授お願い致します。
少年忠臣蔵
手許に一冊のマンガ本がある。
昭和32年刊、鈴木出版株式会社。 「少年忠臣蔵」
武内つなよし。178ページ。
ハード表紙、カラー刷り。カラーカバー付。 本文20Pまでカラー刷り。定価150円。
つい手にして見たくなるような、魅力的な本である。
「武内つなよし」とは、ご存知、あの赤胴鈴之助の作者である。
装丁よし、絵柄、レイアウト、いずれをとっても見事の一語に尽きる。
それで、忠臣蔵の人気ストーリーだから当時の子供たちは先を争って求めたにちがいない。
もともと、この「少年忠臣蔵」は当時、少年クラブ(大日本雄弁会講談社) の付録として世に出された筈だが、余程人気があったと見えて、 それに応えるべく、このオリジナル単行本が世に出されたようである。
私は昭和58年ころ、これを大阪そごう百貨店の古書籍即売会で偶然手中に収めた。
漫画本であるが故に、保存がまことに稀有で、今では古書店でも全く見かけない。
私にとって、まことに貴重な本なのである。
コミックシティ
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同人誌印刷トム出版の評判が上昇中
私がいうのもなんですが、最近、同人誌印刷トム出版の評判が上昇中だ。
その理由を考えてみた。
いろいろあると思われるが、
第一、誠実、親切、責任ある迅速な対応が、作家のみなさんにとても好意をいただいていること。
第二、印刷が大変キレイなこと。
だ。
実は正直なところ、この印刷のキレイさを第一にアッピールしたいところですが、
まず、会社の品格を大切にして、トム出版を皆様によく知っていただき、
それから、この高度な印刷技術による高品質な商品の出来栄えを知っていただければよいと思っている次第です。
たとえば、トム出版では現在人気上昇中の「高精細300線印刷と」いう
高度な技術を皆さんにご利用いただいています。
高精細300線とは、約3センチ四方の中にアミ点が300個並んでいます。
普通は175個以下ですから、こちらの300というのはもう点々というより、
砂の粒子が散らばっているような状態で、もちろん肉眼ではまったく視認できません。
まるで写真のようです。
以前は大きな特殊マシンで、コストもとてもとても高くつく高度な分解設備が必要だったのですが。
いまは最新テクノロジー・デジタルダイレクトプレートセッターの驚異的な進歩のおかげで、 同人誌の表紙も175線と同じ、いままでどおりの、
とてもお安いお値段で印刷できるようになりました。
ですから、同人誌に限らず美術書、アート関係の企業・観光名所案内パンフ制作、
写真集の出版社等から多くのご依頼をいただいています。
このたびの夏コミ合わせでも、 美術書、写真集のような美しい仕上がりに、
発注いただいた作家の皆様から異口同音に、
感動された旨の嬉しいお言葉をいただきました。