雑記帳 ブログ
雑記帳 ブログP15
同人誌印刷 トム出版 よだかの星
ちかごろよく眼にする「いじめ」の記事。
これにはさすがに、私も暗い気持ちになってしまう。
なぜ強い者が弱い者いじめするのだろうか。
まことに憤懣やるかたない思いである。
では昔はどうだったか、、というと、
やはりあった。あったがいまほど執拗で且つ、
人格まで無視したようなひどいものはあまり知らない。
強い子供はガキ大将となって弱い者の上に立ち、
反面輩下の者を庇護していたのである。
「誰々チャンがやられている」
と、聞くと、
よっしゃ。
と言って直ちに現場に向かい、あっというまに救助してくれたりしたものだ。
まことに頼り甲斐のあるガキ大将のお兄ちゃんだったのである。
当時娯楽、楽しみといえば本を読んで想像を巡らす以外、
あまり選択肢が無かったこという事もあって、昔の子供はたくさん本を読んだ。
本を読んでは心躍らせ、
本を読んでは涙し、
本は子供の情操の栄養分だったのである。
私が子供のころ、心の中でむせんだ本の思い出がある。
宮沢賢治の「よだかの星」
この題名を思い起こすだけでも、今にもつらくなってくる。
「よだか」 は鷹に似ているが、鷹ではなく醜い鳥の一種なのである。
鷹の皆んなから、
「よだか」という名前が、自分たち正当な鷹がよだかと一緒にされて迷惑だ。
と言っていじめ尽くされるのだ。、
毎日毎日いじめられるよだかは、しまいには死のうと思い、死ぬことばかり考える。
そして、
もし、死ねたら、星になりたい。星になりたい、、
とひそかに悲しむのだが、
それからしばらくして「よだか」は、ついに、、、
「お星さん。南の青いお星さん。どうか私をあなたの所へつれてって下さい。
やけて死んでもかまいません。」
夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。
そして自分のからだがいま燐(りん)の火のような青い美しい光になって、
しずかに燃えているのを見ました。
すぐとなりは、カシオピア座でした。天の川の青じろいひかりが、
すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました。
今でもまだ燃えています。
宮沢賢治 作
中村道雄 絵
よだかの星 偕成社刊 より
同人誌印刷 トム出版 不易
これはちょっと古い話で申し訳ないが、ずっと昔、私の青春時代に師と仰ぐ先生がいた。
当時、私はO社のモーターサイクルのライダーの端くれだった。
あのスズカサーキットで何日も泊まりこんで、安全運転走行の訓練をするために、
全長5キロの二輪コースの慣熟走行を走り込んだこともあった。
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私が師と仰ぐ先生はS社のI氏という、まことに高名な方である。
その当時、私は大阪北部の万博跡地の二輪走行訓練コースで、
その先生のライディングコースを後ろからついて走り、
コースのとり方を学ぶため繰り返しくり返し後を追随していた。
ある日、その大阪北部の万博跡地、二輪走行訓練コースでの休憩中、
福岡の玉井先生とご一緒の折に、I先生は私たち生徒に、こんな事をおっしゃった。
「守・破・離」
・教えられた事は徹底して守ること。
・教えられたことを打ち破ること。
・教えられたことから離れ、新しい方法を追求すること。
この順番で努力せよ。と。
なるほど、これは何もモーターサイクルスキルの世界だけでなく、
人生上の不易の法則だといっていいかも知れない。
私はいまでも、この金言を心に命じている。
先生の名は、、。
「 63年マン島TTレースチャンピオン伊藤光夫 」
同人誌印刷トム出版 動画で学ぶオーバーチュア
これまで
「 第1回:より効果の高い広告の掲載をするために 」
から
「 第4回:広告効果を左右するキーワードの分類 【実践編】 」
まで計4回、づっと活用に応じて見させていただいています。
動画・音声がとてもキレイで説明いただいている内容が
手にとるように理解できます。
おかげで、広告のつくり方に困ったときなど、辞書代わりに
利用させていただいていますので、このシリーズ、今後も時宜に応じ、
是非継続をお願いしたく思います。
同人誌印刷 トム出版 スタンピード
同人誌印刷に従事していると、色々な本の題名に接する。
ノーブーレスオブリージュのことは先般書いたが、
先日、「 スタンピード 」 という題名にお目にかかった。
私の経験上、過去において、このスタンピードという文言にたびたび接したのは西部劇映画であった。
例えばこんなシーンだ。
西部の開拓地の小さな町に、突然、どこからともなくバッファローの大群が
砂煙をあげて怒涛の如く押し寄せてくる。
これに巻き込まれると何もかにも木っ端微塵だ。
町の人たちは、猛牛の「スタンピードだ、スタンピードだ ! 」
と叫びながら町中に避難を触れ回る。
つまり、スタンピードとは
【大挙して逃げ出したり押し寄せたりする、群衆などの突発的な行動。パニック状態。】
--- ヤフーWeb辞書より
という意味である。
最近では、株価暴落時の記事の見出しなどにもちょいちょい見かけるが、
同人誌の題名で目に止まったのは、今回これがはじめてである。
同人誌作家の方々は、真にカルチャーに富んでいて、いつも色々と教わることが多い。